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『
須磨(大島本)
』
など、こまやかに聞こえたまふ。
昔の御物語、院の御こと、思しのたまはせし御心ばへなど聞こえ出でたまひて、御直衣の袖もえ引き放ちたまはぬに、君も、え心強くもてなしたまはず。若君の何心なく紛れありきて、これかれに馴れきこえたまふを、いみじと思いたり。
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第一章 光る源氏の物語 逝く春と離別の物語 [第二段 左大臣邸に離京の挨拶]
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