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『
末摘花(大島本)
』
と、うち誦じて出でたまふを、見送りて添ひ臥したまへり。口おほひの側目より、なほ、かの末摘花、いとにほひやかにさし出でたり。見苦しのわざやと思さる。
第二章 若紫の物語
[第一段 紫の君と鼻を赤く塗って戯れる]
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第二章 若紫の物語
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