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『
夢浮橋(大島本)
』
などのたまひて、さて、
「いと便なきしるべとは思すとも、かの坂本に下りたまへ。かばかり聞きて、なのめに思ひ過ぐすべくは思ひはべらざりし人なるを、
夢
のやうなることどもも、今だに語り合はせむ、となむ思ひたまふる」
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第一章 薫の物語 横川僧都、薫の依頼を受け浮舟への手紙を書く [第三段 薫、僧都に浮舟との面会を依頼]
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