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『
朝顔(大島本)
』
「ありし世は皆夢に見なして、今なむ、覚めてはかなきにやと、思ひたまへ定めがたくはべるに、労などは、静かにやと定めきこえさすべうはべらむ」
と、聞こえ出だしたまへり。「げにこそ定めがたき世なれ」と、はかなきことにつけても思し続けらる。
「人知れず神の許しを待ちし間に
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第一章 朝顔姫君の物語 昔の恋の再燃 [第二段 朝顔姫君と対話]
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