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 『夕霧(大島本)

  夢覚めてとか言ひしひとこと
 上より落つる」
 とや書いたまひつらむ、おし包みて、名残も、「いかでよからむ」など口ずさびたまへり。人召して賜ひつ。「御返りことをだに見つけてしがな。なほ、いかなることぞ」と、けしき見まほしう思す。

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  第四章 夕霧の物語 落葉宮に心あくがれる夕霧  [第五段 夕霧、一条宮邸の側を通って帰宅]

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