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 『絵合(大島本)

 第二章 後宮の物語 中宮の御前の物語絵合せ
 [第一段 権中納言方、絵を集める]
 主上は、よろづのことに、すぐれて絵を興あるものに思したり。立てて好ませたまへばにや、二なく描かせたまふ。斎宮の女御、いとをかしう描かせたまふべければ、これに御心移りて、渡らせたまひつつ、描き通はさせたまふ。

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  第二章 後宮の物語 中宮の御前の物語絵合せ

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