検索結果詳細
『
若菜下(明融臨模本)
』
ただ明けに明けゆくに、いと心あわたたしくて、
「あはれなる
夢
語りも聞こえさすべきを、かく憎ませたまへばこそ。さりとも、今思し合はすることもはべりなむ」
とて、のどかならず立ち出づる明けぐれ、秋の空よりも心尽くしなり。
437/762
438/762
439/762
第七章 柏木の物語 女三の宮密通の物語 [第七段 きぬぎぬの別れ]
[Index]