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『
絵合(大島本)
』
など笑ひたまふ。
「あながちに隠して、心やすくも御覧ぜさせず、悩ましきこゆる、いとめざましや。古代の御絵どものはべる、参らせむ」
と奏したまひて、殿に古きも新しきも、絵ども入りたる御厨子ども開かせたまひて、女君ともろともに、「今めかしきは、それそれ」と、選り調へさせたまふ。
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第二章 後宮の物語 中宮の御前の物語絵合せ [第二段 源氏方、須磨の絵日記を準備]
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