検索結果詳細


 『総角(大島本)

 と思ひ続けたまふ。
 [第三段 中の君、昼寝のから覚める]
 夕暮の空のけしきいとすごくしぐれて、木の下吹き払ふ風の音などに、たとへむ方なく、来し方行く先思ひ続けられて、添ひ臥したまへるさま、あてに限りなく見えたまふ。

 491/678 492/678 493/678

  第六章 大君の物語 大君の病気と薫の看護  [第三段 中の君、昼寝の夢から覚める]

  [Index]