検索結果詳細
『竹河(大島本)』
[第一段 鬚黒没後の玉鬘と子女たち]
これは、源氏の御族にも離れたまへりし、後の大殿わたりにありける悪御達の、落ちとまり残れるが、問はず語りしおきたるは、紫のゆかりにも似ざめれど、かの女どもの言ひけるは、「源氏の御末々に、ひがことどもの混じりて聞こゆるは、我よりも年の数積もり、ほけたりける人のひがことにや」などあやしがりける。いづれかはまことならむ。
4/326
5/326
6/326
第一章 鬚黒一族の物語 玉鬘と姫君たち
[第一段 鬚黒没後の玉鬘と子女たち]
[Index]