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『
総角(大島本)
』
「いかが今宵はおはしましつらむ」
など聞こゆるついでに、故宮の御ことなど申し出でて、鼻しばしばうちかみて、
「いかなる所におはしますらむ。さりとも、涼しき方にぞ、と思ひやりたてまつるを、先つころの夢になむ見えおはしましし。
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第六章 大君の物語 大君の病気と薫の看護 [第七段 阿闍梨、八の宮の夢を語る]
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