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 『若菜上(明融臨模本)

  尋ねも見ばや浜の苫屋を」
 御方もえ忍びたまはで、うち泣きたまひぬ。
 「世を捨てて明石の浦に住む人も

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  第十章 明石の物語 男御子誕生  [第四段 明石女三代の和歌唱和]

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