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 『浮舟(明融臨模本)

 「鐘の音の絶ゆる響きに音を添へて
  わが世尽きぬと君に伝へよ」
 巻数持て来たるに書きつけて、

 647/657 648/657 649/657

  第七章 浮舟の物語 浮舟、匂宮にも逢わず、母へ告別の和歌を詠み残す  [第八段 浮舟、母への告別の和歌を詠み残す]

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