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 『明石(大島本)

 「返す返すいみじき目の限りを尽くし果てつるありさまなれば、今はと世を思ひ離るる心のみまさりはべれど、『鏡を見ても』とのたまひし面影の離るる世なきを、かくおぼつかなながらやと、ここら悲しきさまざまのうれはしさは、さしおかれて、
  遥かにも思ひやるかな知らざりし
  浦よりをちに浦伝ひして

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  第二章 明石の君の物語 明石での新生活の物語  [第二段 京への手紙]

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