検索結果詳細
『日本橋』
青空文庫
「姉の優しい眉が凜となって、顔の色が蝋のように、人形と並んで蒼みを帯びた。余りの事に、気が違ったんじゃないかと思った。
顔
の色が分ったら祖母さんは姉を外へ出さなかったろうと思うね。――兄弟が揃った処、お祖母さんも、この方がお気に入るに違いない、父上、母上の供養の為に、活ものだから大川へ放して来ようよ……
1270/2195
1271/2195
1272/2195
[Index]