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 『縁結び』 青空文庫

 私は、その絵が大好きで、開けちゃ、見い見いしたもんだから、百人一首を持出して、さっと開《あけ》ると、またいつでもそこが出る。
 この姉さんは誰だい?と聞くと阿《おふくろ》が、それはお向うの姉さんだよ、と言い言いしたんだ。
 そのお向うの姉さんというのに、……お前さんが肖《に》ているんだがね――まあ、お聞きよ。」

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