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『草迷宮』
鏡花とアンティークと古書の小径
と、横へ取ったは白鬼の面。端麗にして威厳あり、眉美しく、目の優しさ、その顔《かんばせ》を差俯向け、しとやかに手を支いた。
「は、は、はじめまして、」
と、しどろになって会釈すると、面を上げた寂しい頬に、唇紅う莞爾して、
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