検索結果詳細
『草迷宮』
鏡花とアンティークと古書の小径
と、しどろになって会釈すると、面を上げた寂しい頬に、唇紅う莞爾して、
「前刻《さっき》、憚《はばかり》へ行らっしゃいます、廊下でお目に懸りましたよ。」
客僧も、今はなかなかに胴据りぬ。
1397/1510
1398/1510
1399/1510
[Index]