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『夜叉ヶ池』
青空文庫
晃 頭もどうかしていると思って、まあ、許して上ってくれ。
学円 埃《ほこり》ばかりじゃ、失敬するぞ、(と足を拭《ふ》いたなりで座に入る)いや、その頭も頭じゃが、白髪はどうじゃ、白髪はよ?……
晃 これか、谷底に棲《す》めばといって、大蛇《うわばみ》に呑まれた次第《わけ》ではない、こいつは仮髪《かつら》だ。(脱いで棄てる。)
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