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 『木の子説法』 青空文庫

(初茸と一所に焼けてしまえばいい。)
 脚気は喘《あえ》いで、い舌を舐《な》めずり、政治狂は、目が黄色に光り、主人《あるじ》はけらけらと笑った。皆逆立ちです。そして、お雪さんの言葉に激《はげ》まされたように、ぐたぐたと肩腰をゆすって、逆《さかさま》に、のたうちました。

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