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『国貞えがく』
青空文庫
と織次は屹と腕を拱《く》んだ。
「私が学校で要る教科書が買えなかったので、親仁《おやじ》が思切《おもいき》って、阿
母
《おふくろ》の記念《かたみ》の錦絵を、古本屋に売ったのを、平さんが買戻して、蔵《しま》っといてくれた。その絵の事だよ。」
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