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 『国貞えがく』 青空文庫

 「それでは、母親《おっかさん》、御苦労でございます。」
 「何んの、お前。」
 と納戸へ入って、戸棚から持出した風呂敷包が、その錦絵で、国貞の画が二百余枚、虫干の時、雛祭、秋の長夜のおりおりごとに、馴染の姉様三千で、下谷の伊達者《だてしゃ》、深川の婀娜者が沢山《たんと》いる。

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