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 『五大力』 従吾所好

 ――懺悔々々――
 ――六根清浄――
「あゝ、満々〈なみ/\〉と最一つおくれ。……しかし、同じ場所へ行つた帰りに、今ふつと車が留つたらう、はつと思つて目が覚めると、此の茶飯屋に、其の人の名があるのは不思議ぢやないか。しかも蝋燭を買はうと云ふんだ。

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