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 『化鳥』 青空文庫

此榎の下に箱のやうな、小さな、番小屋を建てゝ、其処に様と二人で住んで居たので、橋は粗造《そざう》な、宛然《まるで》、間に合はせといつたやうな拵《こしら》え方、杭《くい》の上へ板を渡して竹《たけ》を欄干にしたばかりのもので、それでも五人《ごにん》や十人ぐらゐ一時《いつとき》に渡つたからツて、少し揺れはしやうけれど、折《を》れて落つるやうな憂慮《きづかひ》はないのであつた。

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