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 『古狢』 青空文庫

 そこで、小鳥の回向料《えこうりょう》を包んだのさ。
 十時四十分頃、二つさきの山の中の停車場へ下りた。が、別れしなに、袂《たもと》から名札を出して、寄越《よこ》そうとして、また目を光らして引込《ひっこ》めてしまった。

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