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『海神別荘』
華・成田屋
僧都 は。(大床に跪く。控えたる侍女一、件の錨の杖を預る)これはこれは、御休息の処を恐入りましてござります。
公子 (親しげに)爺い、用か。
僧都 紺青(こんじょう)、群青(ぐんじょう)、白群(びゃくぐん)、朱、碧(へき)の御蔵の中より、この度の儀に就きまして、先方へお遣わしになりました、品々の類(たぐい)と、数々を、念のために申上げとうござりまして。
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