検索結果詳細


 『夜叉ヶ池』 青空文庫

蟹五郎 お山の池の一の関、藪沢《やぶさわ》の関守《せきもり》が控えた。名のって通れ。
鯰入 (杖を袖にまき熟《じっ》と視《み》て)さては縁のない衆生でないの。……これは、北陸道無双の霊山、山、剣ヶ峰千蛇ヶ池の御公達《ごきんだち》より、当国、三国ヶ岳夜叉ヶ池の姫君へ、文づかいに参るものじゃ。

 311/564 312/564 313/564


  [Index]