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『天守物語』
泉鏡花を読む
夫人 生命《いのち》が欲《ほし》い。抵抗《てむかひ》をすると云ふもの。
簿 御一所に、此処にお置き遊ばすまで、何の、生命をお取り遊ばすのでは
ござ
いませんのに。
夫人 あの人たちの目から見ると、此処に居るのは活きたものではないのだと思ひます。
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