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 『天守物語』 泉鏡花を読む

  女童《めのわらは》の一人の肩に、袖でつかまつて差覗く。
桔梗 えゝ、釣れますとも、尤も、新発明でございます。
薄 高慢なことをお言ひでない。――が、つきましては、念のために伺ひますが、お用ゐに成ります。……餌《ゑさ》の儀でござんすがね。

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