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 『夜叉ヶ池』 青空文庫

==ねんねんよ、おころりよ、ねんねの守はどこへいた、山を越えて里へ行《いっ》た、里の土産に何貰うた、でんでん太鼓に笙《しょう》の笛==
雪 (じっと聞いて、聞惚《ききほ》れて、火焔《かえん》の袂《たもと》たよたよとなる。やがて石段の下を呼んで)姥、姥、あの声は?……
姥 社《やしろ》の百合でござります。

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