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『夜叉ヶ池』
青空文庫
一同 姫様《ひいさま》、遊ばして御覧じませぬか。
白雪 思いせまって、つい忘れた。……私がこの村を沈めたら、
美
しい人の生命《いのち》もあるまい。鐘を撞《つ》けば仇《あだ》だけれども、(と石段を静《しずか》に下りつつ)この家《や》の二人は、嫉《ねたま》しいが、羨《うらやま》しい。姥、おとなしゅうして、あやかろうな。
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