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 『五大力』 従吾所好

 ――流すな――は弱つた!……
 小町は浮草の根を絶えて、其の晩疾うに流れて居る。
 が、始末にをへない、其のまんま、しり込みをして、でも、熟と叔父の顔を見返つて、潜門をちよろりと遁げた切、鼬の小弥太と成つたんだね……

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