検索結果詳細


 『草迷宮』 鏡花とアンティークと古書の小径

 (おお、その珠と見えたのも、大方《おおかた》星ほどの手毬だろう。)と、あのまた碧い星を視《なが》めていうだ。けちりんも疑わねえ。
 (なら、まだ話します事がござります、)とついでに黒門の空邸《あきやしき》の話をするとの。
 (川はその邸の、庭か背戸を通って流れはしないか。)

 533/1510 534/1510 535/1510


  [Index]