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 『草迷宮』 鏡花とアンティークと古書の小径

 宰八は言続《いいつ》いで、
 「……(外廻りを流れて来るし、何もハイ空家から手毬を落すはずはねえ。そんでも猫の骸なら、彼処へ持って行って打棄《うっちゃ》った奴があるかも知んねえ、草ぼうぼうだでのう、)と私《わし》、話をしただがね。」

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