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 『天守物語』 泉鏡花を読む

  舞台暗く成る、電光閃《ひらめ》く。
撫子 夫人《おくさま》は、何処へおいで遊ばしたのでございますえ。早くお帰り遊ばせば可《よ》うございますね。
薄 平時《いつも》のやうに、何処へとも何ともおつしやらないで、ふいにお出ましに成つたもの。

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