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 『歌行燈』 従吾所好

「私は羽織の裾を払つて、
(違つたやうな、当つたやうだ、が、何しろ、東京の的等の一人だ。宗家の宗、本山の山、宗山か。若布〈わかめ〉の附焼でも土産に持つて、東海道を這ひ上れ。恩地の台所から音信れたら、叔父には内証で、居候の腕白が、独楽を廻す片手間に、此の浦船でも教へて遣らう。)

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