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 『五大力』 従吾所好

 と爺様は畳んだ手拭で口を拭いて、其のまゝ黙つた。
「えゝ、先生、先生がお好きな越後上布に緋縮緬、色と云ふのを何うなすつたんです。」
「お待ち/\、寒だと云ふのに、越後上布を何うするんだい。」

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