検索結果詳細


 『日本橋』 青空文庫

「お孝さん。」
「(同じく妻。)だわ。……の節句のあくる晩、春で、朧で、御縁日、同じ栄螺と蛤を放して、巡査の帳面に、名を並べて、女房と名告って、一所に詣る西河岸の、お地蔵様が縁結び。……これで出来なきゃ、日本は暗夜だわ。」

 871/2195 872/2195 873/2195


  [Index]