検索結果詳細


 『薬草取』 青空文庫

「まあ。」
「確《たしか》に女ヶ原というそれでしょうな、何でも躑躅《つつじ》や椿《つばき》、菊も藤も、原《はら》一面に咲いていたと覚えています。けれども土地の名どころじゃない、方角さえ、何処《どこ》が何だか全然《まるで》夢中。

 87/283 88/283 89/283


  [Index]