検索結果詳細


 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫

「ほ、ほ、そか、そか。」
 と、余念なさそうに頷《うなず》いた――風はいま吹きつけたが――その不思議に乱れぬ、ひからびた燈心とともに、髪《しらが》も浮世離れして、翁《おきな》さびた風情である。

 95/257 96/257 97/257


  [Index]