『泉鏡花を読む』サイト内検索

 
  [Index]

泉鏡花・魔界の精神史 ( 85-6.html )
・種田和加子 天守物語−幻想の渇き

泉鏡花幻想文学誌 ( 91-8.html )
泉鏡花作品論事典 (秋山稔・越野格・須田千里・田中励儀・弦巻克二・松村友視)〔改行〕〔改行〕冠弥左衛門 義血侠血 夜行巡査 外科室 鐘声夜半録 貧民倶楽部 照葉狂言 龍潭譚 化鳥 鶯花径 三尺角 湯島詣 高野聖 註文帳 薬草取 風流線 春昼・春昼後刻 婦系図 草迷宮 白鷺 歌行燈 夜叉ヶ池 天守物語 由縁の女 眉かくしの霊 山海評判記〔改行〕

鏡花夢幻帖 ( 92-7.html )
・   伝説の妖怪−怪談・奇談と『天守物語

参考文献 ( bunken.html )
〔改行〕『評釈「天守物語」 妖怪のコスモロジ−』 〔改行〕 ISBN:    4772000046〔改行〕 出版:    国文社〔改行〕 著者:    笠原伸夫〔改行〕 1991/05  20X14cm  258p \2500 〔改行〕

文庫本収録作品 ( bunko.html )
〔改行〕『夜叉ヶ池・天守物語  岩波文庫 1984.4.16  〔改行〕夜叉ヶ池 天守物語 解説(澁澤龍彦)

『夜叉ヶ池』  講談社文庫 1979.8.15  絶版 夜叉ヶ池 海神別荘 天守物語 解説(中井英夫)

雑記帖 ( cahier2000.html )
・ NHK の『天守物語』(昨年三月の歌舞伎座公演)はビデオ録画をしておいた。ところが帰宅してみると、地震の緊急ニュースのために放送開始が5 分間遅れてしまっているではないか。お尻のほうが少し切れているらしいことを覚悟しつつ観るというのもなかなか辛い話である。

・ さて、ビデオで観た『天守物語』の感想だが、ちょっと書くのがつらい。玉三郎の富姫、そしてなによりも新之助の図書之助の声の出し方に違和を感じた。ちとせももとせに一度の恋を表現したいのはよく解るのだが、頑張りすぎです。もっと「ため」を利かせて、激情の迸り大会にならないように気をつけましょう。

・ 私が鏡花の『天守物語』を読む時に聞こえてくる声は、やわらかさの中にきりりとした強さを具えた声、強さといっても水晶で出来た人形に声を与えたらこうなるだろうかというような鉱物質で涼やかな声だ。もちろんそれでは現実の舞台は成立しないだろうし、客の入りもよかろうとは思わないが、少なくとも私にとっての鏡花的な世界とはそんな感じです。

・ 『天守物語』の舞台を観るのはこれが初めてだった。というか、そもそもヴィジュアル化したものは鈴木清順作品や一部の新派(婦系図、日本橋、歌行燈)を除いて意識的に避けて通ってきたわけだが、こうして鏡花のページを作っている関係で、たくさんの方から鏡花のお芝居の話を聞くようになり、おかげで今日はよい経験をすることができた。役得とはこういうものだと思う。あいにく最後の最後が録画できてなかったけれど、桃六が下界にさし向ける筈の哄笑は無音のまま私の中で渦巻いています。

・このごろアクセス数があがっているのは、大学の期末ということもあるけど、忘れていた、「泉鏡花の天守物語」が現在公演中だった。たまには福岡までいらっしゃい、花組芝居。

雑記帖 ( cahier2001.html )
『泉鏡花・妖かし文学館』 1995年4月21日−5月18日 於池袋西武12階ロフト〔改行〕 【企画構成】(株)スーパー・スタッフ・カンパニー 【協力】河出書房新社〔改行〕 【スタッフ】 会場音楽:J・A・シーザー/丸山涼子〔改行〕  造形:能津美津子/横前東慈/千葉広二/千葉千富美/水根あずさ/吉田良一〔改行〕  絵:山田勇男  衣装:時広真吾/米井明子  写真:土田ヒロミ  宣伝美術:森崎偏陸〔改行〕  照明:丸山邦彦  会場デザイン:長川一夫  解説:桑原茂夫  企画構成:大澤由喜〔改行〕〔改行〕 【くり広げられる泉鏡花の作品世界】……鏡花の小説による八つの造形作品〔改行〕 (1)手まり唄の母恋迷宮譚――『草迷宮』〔改行〕 (2)魔界・天守閣に結ぶ恋――『天守物語〔改行〕 (3)竜神と、いけにえの花嫁の海底御殿での純愛物語――『海神別荘』〔改行〕 (4)旅の宿に現れる哀しい女の亡霊――『眉かくしの霊』〔改行〕 (5)山深き峠の道と一軒家、そこでくり広げられる怪と妖――『高野聖』〔改行〕 (6)美しく、哀しく、恐ろしい”沼伝説”――『夜叉ヶ池』〔改行〕 (7)おだやかな春の昼、海辺の里でのシュールな幻想譚――『春昼』『春昼後刻』〔改行〕 (8)逢う魔が時(たそがれ時)に少年が迷い込んだところは?――『龍潭譚』〔改行〕〔改行〕 この頃、企画に協力している河出書房から鏡花幻想譚(全五巻)が出版されている。その後この鏡花展は福岡市の三菱地所アルティアムで開催された(1995.6.15-7.16)。福岡県の南の方に棲息する私は当然これを見ていなければならない筈だが、行かなかった。その前年にあったはずの澁澤龍彦展も見てない。実はあまり観たいと思わなかったのだ。観て失望するのを恐れたということもあるが、要するに怠惰だったわけである。なお澁澤の前は寺山修司展があったらしい。これはまったく知らなかった。

『泉鏡花集成』 ( chikuma.html )
・ 7〔改行〕 海神別荘 天守物語 夜叉ヶ池 山吹 紅玉 湯島の境内 錦染瀧白糸 雪霊記事 雪霊続記 瓜の涙 伯爵の釵 売色鴨南蛮 みさごの鮨 鷭狩 小春の狐 怨霊借用 [解説]種村季弘「水源の女神」

鏡花作品紹介 ( cont.html )
天守物語〔改行〕〔改行〕 大正 6年 9月「新小説」初出、大正 8年 1月『友染集』(春陽堂)所収〔改行〕〔改行〕 時は封建時代、場所は晩秋の白鷺城の天守第五重。みずからの操を守るために自害し、その死後、恨みの洪水を何度もひき起こした美しい落人がいた。この戯曲のヒロイン富姫である。自害の時に流れた血を舐めた獅子頭の据えられている天守に、富姫は魔のものとなって眷族とともに棲みついている。そこへ、やはり魔のものである猪苗代の亀姫が手毬をつきに空から訪れる。富姫は土産として亀ヶ城主の生首をもらい、おかえしに白鷺城の城主の白鷹を贈る。主君の命令により、その鷹を探しに天守に登ってきた鷹匠姫川図書之助は、姫より城の家宝である兜を授かって帰るが、かえって城中で兜を盗んだ嫌疑を受け、天守へ逃げ戻る。姫と図書之助が隠れた獅子頭の目が討手により傷つき、そのため二人もまた失明する。すでに愛し合うようになっていたふたりは死を覚悟。この時、工人近江之丞桃六が現れ、鑿をふるって獅子の目を開く。獅子頭の作者である桃六は、こうして二人を失明から救い、人間界の戦乱へ哄笑を浴びせるのである。〔改行〕〔改行〕 鏡花はこの戯曲の上演を切望していたが没後の昭和26年にようやく新派により初演された。

鏡花作品紹介 ( content.html )
天守物語〔改行〕〔改行〕 大正 6年 9月「新小説」初出、大正 8年 1月『友染集』(春陽堂)所収〔改行〕〔改行〕 時は封建時代、場所は晩秋の白鷺城の天守第五重。みずからの操を守るために自害し、その死後、恨みの洪水を何度もひき起こした美しい落人がいた。この戯曲のヒロイン富姫である。自害の時に流れた血を舐めた獅子頭の据えられている天守に、富姫は魔のものとなって眷族とともに棲みついている。そこへ、やはり魔のものである猪苗代の亀姫が手毬をつきに空から訪れる。富姫は土産として亀ヶ城主の生首をもらい、おかえしに白鷺城の城主の白鷹を贈る。主君の命令により、その鷹を探しに天守に登ってきた鷹匠姫川図書之助は、姫より城の家宝である兜を授かって帰るが、かえって城中で兜を盗んだ嫌疑を受け、天守へ逃げ戻る。姫と図書之助が隠れた獅子頭の目が討手により傷つき、そのため二人もまた失明する。すでに愛し合うようになっていたふたりは死を覚悟。この時、工人近江之丞桃六が現れ、鑿をふるって獅子の目を開く。獅子頭の作者である桃六は、こうして二人を失明から救い、人間界の戦乱へ哄笑を浴びせるのである。〔改行〕〔改行〕 鏡花はこの戯曲の上演を切望していたが没後の昭和26年にようやく新派により初演された。

泉鏡花を読む ( index.html )
・  テキスト「天守物語 外字対応版

 Cody Poulton  英訳「天守物語」「海神別荘」「夜叉ヶ池」

『新編 泉鏡花集』(岩波書店) ( iwanamisen.html )
第6巻 京阪 〔改行〕瓔珞品 笹色紅 南地心中 峰茶屋心中 天守物語 紫障子 鎧 城崎を憶ふ

『鏡花幻想譚』 ( kawade.html )
〔改行〕 5 「天守物語の巻」 〔改行〕天守物語 海神別荘 夜叉ヶ池 湯島の境内 解説=舞台と鏡花とすず婦人(泉名月)

鏡花リンク ( klinks.html )
天守物語」他

鏡花「天守物語」を見るの記(金子拓)

天守物語」坂東玉三郎

オペラ「天守物語」雑感

人形劇団プーク「天守物語

人形芝居ひとみ座「天守物語

人形芝居「天守物語」製作物語

天守物語」(1995)(キネマ旬報DB)

泉鏡花自筆年譜 ( nenpu.html )
・ 大正六年九月、「天守物語」新小説。〔改行〕

おしらせ ( news.html )
・ 歌舞伎座七月興行『夜叉ヶ池・海神別荘・山吹・天守物語〔改行〕 坂東玉三郎監修 平成18年7月7日(金)―7月31日(月)

 2001.11.2 ●ずいぶんな放置プレイを続行中でありますが、おまたせしました、サイト内検索のリクエストによる鏡花作品ランキング、7月から10月までの集計の発表です。間が開いたので、今回は20位までカウントすることにしました。相変わらずお芝居系が強いですね。まあ、よくも悪くもこれがネットでの鏡花受容の現状ということなのでしょう。  1 海神別荘(63)  2 婦系図(41)  3 高野聖(40)  4 義血侠血(24)  5 天守物語(23)  6 夜叉ヶ池(22)  7 歌行燈(18)  8 龍潭譚(16)  8 外科室(16) 10 星あかり(11) 11 眉かくしの霊(10) 11 夜行巡査(10) 13 春昼( 9) 13 草迷宮( 9) 13 日本橋( 9) 16 照葉狂言( 8) 17 化鳥( 7) 17 山海評判記( 7) 19 三尺角( 5) 20 処方秘箋( 4) 20 註文帳( 4) 20 風流線( 4)

・○劇団「ク・ナウカ」 宮城聰演出による『天守物語』公演のおしらせ。 スピーカーと呼ばれる語り手とムーバーと呼ばれる身体表現者が一対となってひとつのキャラクターを演じる独特な手法の演劇集団「ク・ナウカ」による新演出版『天守物語』の公演です。●高知公演 2001年 7月19日(木) 19:00  会場:高知県立美術館 中庭(野外公演・雨天決行)

・●東京公演 2001年 7月26日(木)〜31日(火)19:30(26日のみ20:00)  会場:都立潮風公園南側噴水広場 過去の天守物語』チベット公演報告及び、演劇ライターの中西理さんの観劇レポート、まねきねこさんの観劇レポートなどが参考になります。睦月さんの情報でした。

 2001.7.1 サイト内検索のリクエストによる鏡花作品ベストテンの第3弾、5月と6月分の集計です。同じデータが連続するものはひとつにカウントしています。今回はついに「高野聖」がトップに来ました。芝居公演が話題の2位3位4位をおさえて見事です。 ところで検索のさいには正確な言葉をインプットするようにしましょう。「三味線」とか「三角尺」とか言われても……困るとですよ(汗)。自信のないタイトルの場合は「三味」とか「尺」とかのように、短くても間違いではない言葉で検索した方が好結果が得られます。よろしく。  1 高野聖 (31)   2 婦系図 (24)   3 海神別荘 (22)   4 天守物語 (17)   4 外科室 (17)   6 龍潭譚 (15)   6 歌行燈 (15)   8 化鳥 (14)   9 春昼 (11)  10 義血侠血 (9) 10 夜行巡査 (9) -------------- 夜叉ヶ池 星あかり 日本橋 草迷宮 (8)

・ ついでに2001年前期分として2月から6月までの集計も載せておきます。  1 婦系図 (52)   2 高野聖 (47)   3 海神別荘 (39)   4 天守物語 (32)   5 化鳥 (27)   6 外科室 (25)   7 龍潭譚 (22)   8 歌行燈 (19)   9 義血侠血 (19)  10 夜叉ヶ池 (17)  10 春昼 (17)  10 草迷宮 (17)  13 日本橋 (15)  14 夜行巡査 (12)  15 星あかり (11)  16 眉かくしの霊 (8) 16 註文帳 (8) 18 山海評判記 (7) 19 桜心中 (6) 19 蛇くひ 両頭蛇 (6)

天守物語公演のおしらせ 公演日:7月11日(水)〜15日(日) 全席指定:\8,000 会場:セルリアンタワー(渋谷) 能楽堂 監修:演:野村万之丞  出演:松坂慶子/富田靖子/及川健/麿赤兒/花柳寿南海/  李麗仙/野村萬/宗像美保/平木ひとみ/大谷恭子/関誉枝恵/  宮川佳寿姫/小川夏樹/田村真依子 演奏:和田啓(太鼓)/銭騰浩(笛)/森田照史(三線) http://eee.eplus.co.jp/kougyou/s00254501.html

・ サイト内検索のリクエストによる鏡花作品ベストテンの第2弾です。今回は3月10日から4月末までの集計となります。前回(3月10日)同様、あきらかに重複していると思われるデータは適宜整理しました。今後は切りの良いところで2ヶ月に一回の発表とするつもりですので、当検索システムを本来の目的だけでなく人気投票としてもご利用いただければ幸いです。 1 婦系図 (15)  2 高野聖 (13)  3 海神別荘 (12)  4 化鳥 (10)  5 天守物語 (8) 6 龍潭譚 (6) 6 桜心中 (6) 6 義血侠血(滝白糸) (6) 9 草迷宮 (5) 9 外科室 (5) 9 夜叉ヶ池 (5) ------------ 春昼 日本橋 (4) 新派や花組の『婦系図』公演の話題もあって、お芝居派の優勢傾向は続いていますが、「高野聖」や「化鳥」の躍進が目を惹きます。季節柄といえる「桜心中」はどこかのグループで話題にでもなったのでしょうか。

・ 天守物語」のテキストを公開しました。私としては珍しく、主要な漢字にルビをふっています。また欠字を GIF画像で補うことにしたため、私の鏡花テキストでは初めてHTMLの体裁をとることになりました。GIF による文字は Windowsではとくに違和感もなく表示できていますが、Mac ではいかがでしょうか。

・ 外字フォント対応版も同時に登録しています。こちらはプレーンテキストなので、ワープロに取り込むことにより、好みの文字サイズのMS明朝かMSゴシックで印刷することができます。また今回の「天守物語」のテキスト作成にともない、外字フォント(Windows 専用)のファイルが更新されています。お手数ですがこちらのページからダウンロードして使ってください。

・ 「天守物語」関連のおしらせ。睦月さんからの情報です。感謝(にこにこ)。

・●『怪しの世界』 橋本治・夢枕獏・いとうせいこう著 監修:国立劇場 紀伊国屋書店刊 (昨年の8月に国立劇場で上演された書き下ろし三作品の台本と、作者・演じ手の対談が収録されており、そのうち「白鷺譚」は薩摩琵琶のために橋本治氏が「天守物語」を題材に書き下ろしたもの。)

・●佐伯順子「泉鏡花のイコノロジー…『天守物語』の視聴覚的展開」(『國文學 特集メディア』 2001年5月号所収 學燈社)

・ 語彙検索のためのデータとして heideggerさんの「活人形」と、私が入力した「天守物語」を追加しました。これとは別に「天守物語」のテキストの公開も予定していますが、すみません、もうしばらく時間がかかりそうです。

・ なお、私が入力しておりました「天守物語」もすでに校正の段階に入っています。これも近日中に公開できると思います。

・ 皆さんがサイト内検索を使って鏡花のどんな作品を検索しているのか、ちょっと調べてみました。リクエスト・ベストテンみたいなものですね。  1 婦系図 (13)  2 天守物語 (7)   3 海神別荘 (5)   4 夜叉ヶ池 (4)   4 義血侠血 (4)   4 草迷宮 (4)   7 日本橋 (3)   7 高野聖 (3)   7 外科室 (3)   7 化鳥 (3)  (次点) 星あかり 春昼 歌行燈 (2)  2月のはじめから今日までの集計によると、こんな結果となりました。作品名の後の数字は検索回数です。ダブりのあるデータはノイズとみなして整理し、できるだけ有意な数字を取り出すよう努めたつもりです。結果はまあ、一目瞭然、お芝居派の圧勝ですな。テキスト派としては愕然としておりますです(笑)。

過去のおしらせ ( old3.html )
・ 泉鏡花「天守物語」他

・ 人形劇団プーク「天守物語

・ 青空文庫にある「外科室」のテキストファイルに私のトップページからリンクしました。他に「天守物語」が現在入力中のようです。

・ 作品紹介に「天守物語」を追加しました。

・ 人形劇団プークが「天守物語」を上演するそうです。演出は高橋博。場所は東京代々木のプーク人形劇場、期間は 1998/9/4 - 9/9 、電話は 03-3370-3371 です。

・ 先週はとうとう作品紹介を休んでしまいました。今週は「日本橋」と「眉かくしの霊」を続けてアップしました。今後は「龍潭譚」や「草迷宮」「天守物語」などを予定しています。できるだけ私の勝手な解釈が紛れ込まないよう気をつけているつもりですが、またそのために芸のない作品梗概となっていたりするわけですが、ご不満な点や間違いなどありましたら、遠慮なくお伝えくださいますようお願いします。

過去のおしらせ ( old4.html )
・ 気鋭の評論家四方田犬彦氏が映画「外科室」「天守物語」を論じた坂東玉三郎 伝統の読み替えというエッセイを見つけました。一読をお勧めします。

・ オペラ「天守物語のページやパパ・タラフマラの「春昼」のページなども見つけましたのでお知らせします。それにしても、泉鏡花を「読む」というページで鏡花を「見る」情報が続くことにはいささか忸怩たるものがあります。うーむ。

・ 人形劇「天守物語」 1999/2/2-7 ひとみ座公演 六本木・俳優座劇場 044-777-2222

・ オペラ「天守物語」 1999/2/13-14 (水野修孝作) 東京・新国立劇場 

過去のおしらせ ( old5.html )
・ 電子本販売のEBOOK のサイトで著作権切れの無料テキストをたくさん見つけました。泉鏡花の作品は、「雛がたり」「国貞えがく」「三尺角」「高野聖」「山吹」「天守物語」「縁結び」「歌行燈」「湯島の境内」がそろっています。ファイル形式は HTML とテキストの両タイプです。

・ 泉鏡花の華に埋もれるというページを見つけました。「外科室」「星あかり」「夜叉ヶ池」「天守物語」の感想を読むことができます。

・ 「天守物語」の公演がらみで坂東玉三郎のページにインタビューと対談記事が公開されています。

・ それと私の友達が歌舞伎座で「天守物語」を見た感想をここに書いています。時間がたつとこちらに移されるはずです。これは捨てないで残しとくよーに>真矢さん。

・ ところで、歌舞伎座で坂東玉三郎の「天守物語」が公演中のようですね。「天守物語」はこのところよく取り上げられるので、私の鏡花リンクでも関連のページがいちばん多くなってしまいました。

過去のおしらせ ( old6.html )
・ NIKKEIのサイトに[演劇] 花組芝居「泉鏡花の天守物語という紹介記事が出ています。( Noah さんの情報です。)すでに私の鏡花リンクでも簡単に紹介していましたが、来年1月に花組次回公演として予定されています。チケットは現在前売り中。

・ そういえばEBOOK 鏡花作品が年会費免除で読めるのは10月まででした。こちらは「雛がたり」「国貞えがく」「三尺角」「高野聖」「山吹」「天守物語」「縁結び」「歌行燈」「湯島の境内」が登録されています。(アスキーのCDROM とは関係のない話です、念のため。)

・ 今日は泉鏡花の命日です。没後60年が過ぎたわけですね。鏡花の愛した市井の暮らしぶりが、時にうらやましく思われる今日このごろですが、墓の彼方の鏡花は私たちの時代をどのように見るでしょうか。近年とりあげられることの多い「天守物語」では、ラストシーンで獅子頭の作り手の工匠が人間界に哄笑をあびせます。それとおなじ笑いが向こう側の世界から聞こえてくるような気がするのは私の空耳でしょうか。鏡花の墓を見ながら、静かに耳を傾けてみるのもよいかもしれません。

・ 同処にはすでに坂東玉三郎の天守物語」歌舞伎座公演の観劇報告も収められています。あわせてご覧ください。

過去のおしらせ ( old7.html )
・ 波津彬子のマンガ『鏡花夢幻』が白泉社文庫に入りました(\550)。「天守物語」「夜叉ヶ池」「海神別荘」を原作にほぼ忠実にマンガ化した作品集です。作者による鏡花文学散歩の他、昨年11月に開館した『泉鏡花記念館』の紹介が今回新たに追加されています。解説は人形師のジュサブロー、鏡花文学についての解説は妹尾真祈。

・ 6月19・20日、松坂慶子さんがみずから企画・構成・主演する朗読劇「天守物語」をサントリーホールにて公演の予定。睦月さんからの情報で、ニュースソースは下記。  http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2000/05/20/08.html

・ 須永朝彦・坂東玉三郎両氏による『対談 玉三郎・舞台の夢』がネット公開されました。原著は1984年 7月新書館発行、現在は第1章と第2章が掲載されており、今後第5章まで順次公開予定となっています。第2章では「鏡花幻想」と題して「天守物語」や「日本橋」「山吹」から「恋女房」「稽古扇」まで、鏡花芝居が満遍なく語られていきます。「海神別荘」もちょっとだけ出てきます。

・ 花組芝居公演の観劇記事はその後もアップされています。おはぎさんの花組芝居『天守物語や大原薫さんの花組芝居 2000『泉鏡花の天守物語などです。

・ あしゅけさんが自分のHPに花組芝居『天守物語』の私的感想という記事を書いていらっしゃいます。芝居にたいする愛と眼力が感じられる力作です。

過去のおしらせ ( old8.html )
・ 青空文庫に鏡花のテキスト「人魚の祠」が入りました。同時に当サイトの語彙検索のためのテキストデータとして「人魚の祠」を登録させていただきました。青空文庫のテキスト作者の皆様に感謝いたします。私はといえば、現在「天守物語」を入力中です。完成は……、しばらくかかりそうです。

・ 女優の松坂慶子さんが10日(日本時間)にニューヨークで鏡花に関する講演をしたようです。サンケイスポーツのページによると、題目は6月にみずから朗読劇を開いたばかりの『天守物語』に関するもの。この取り組みかた、真剣なようです。(睦月さんの情報でした。)

・ 大量の鏡花直筆原稿が慶応大学の稀覯書サイトで公開されています(発見者はNoahさん)。けっこう重たいサイトなので、1枚が300KB 以上ある標準画像を見るのもそう簡単ではありませんが、大変ありがたい資料が公開されたことに感動と驚きを覚えます(他に小さなサムネイル画像と大きな高精彩画像あり)。 このサイトに入る時にIDが要求される場合は、小文字で guestと入力します。パスワードは不要です。以下に公開された作品名を挙げておきますが、各ファイルの実際はほとんど未確認です。 お弁当三人前、きぬぎぬ川、きん稲、ねむり看手、わか紫、一之巻、二之巻、三之巻、四之巻、五之巻、六之巻、誓之巻、愛火、伊達羽子板、雨ばけ、唄立山心中、怨霊借用、炎さばき、縁結び、縁日商品、艶書、鴛鴦帳、化鳥、仮宅話、歌仙彫、河伯令嬢、怪語、海の使者、海異記、海城発電、海神別荘、絵日傘、絵本の春、開扉、貝の穴に河童の居る事、革鞄の怪、葛飾砂子、貴婦人、起誓文、戯曲日本橋、祇園物語、義血侠血、菊あはせ、吉原新話、吉祥果、笈摺草紙、錦染滝白糸、錦帯記、櫛巻、継三味線、欠番、堅パン、懸香、幻の絵馬、湖のほとり、胡蝶の曲、五大力、紅雲録、紅葛、紅玉、黒壁、彩色人情本、桜心中、傘、山吹、山中哲学、紫手綱、紫障子、雌蝶、時雨の姿、蒔絵もの、式部小路、取舵、手習、朱日記、十三娘、春昼、春昼後刻、女仙前記、勝手口、小春、少年行、沼夫人、鐘声夜半録、色暦、信仰、新通夜物語、森の中、神鷺の巻、神鑿、人魚の祠、星の歌舞伎、清心庵、雪柳、雪霊続記、浅茅生、草迷宮、続銀鼎、続紅雲録、続風流線、袖屏風、多神教、鯛、第二蓖蒻、茸の舞姫、辰巳巷談、池の声、註文帳、町双六、沈鐘、通ひ路、爪の涙、爪びき、定九郎、天守物語、杜若、嶋田髷の人形、湯女の魂、湯女の魂、湯島詣、湯嶋の境内、燈明之巻、萩薄内証話、伯爵の釵、白花の朝顔、白金の絵図、薄紅梅、半島一奇抄、秘妾伝、飛剣幻なり、毘首羯摩、貧民倶楽部、舞の袖、風流蝶花形、峰茶屋心中、頬白鳥、魔法罎、木の子説法、木曽の紅蝶、夜叉ヶ池、夜釣、薬草取、友禅火鉢、由縁の女、遊行車、夕顔、妖剣紀聞後篇、妖剣紀聞前篇、妖術、妖僧記、妖魔の辻占、楊柳歌、陽炎座、卵塔場の天女、留守見舞、龍潭譚、旅僧、両頭蛇、霊象、聾の一心、梟物語、瓔珞品、絲遊、縷紅新草、袙奇譚、ピストルの使ひ方、髯題目、鶚の鮨

・ 昨年 3月に話題となった歌舞伎座公演天守物語が NHK総合TVで放送されます。7 月20日(木)13:05-15:03 の予定。玉三郎 WEBの情報です。

『鏡花小説・戯曲選』 ( sensyu.html )
〔改行〕12 戯曲篇二 湯島の境内 錦染瀧白糸 日本橋 天守物語 戦国茶漬 かきぬき 年譜・作品年表 [解説]村松定孝

『鏡花全集』(春陽堂) ( shunyou.html )
巻十四 〔改行〕深沙大王 墨田の橋姫 愛火 沈鐘 かきぬき 稽古扇 夜叉ヶ池 鳥笛 銀杏の下 紅玉 海神別荘 恋女房 湯島の境内 錦染滝白糸 日本橋 天守物語 山吹

泉鏡花作品年表 ( workhist.html )
〔改行〕1917年 大正6年 〔改行〕時雨の姿 伊達羽子板 町双六 炎さばき 幻の絵馬 雛がたり 峰茶屋心中 日本橋 二人連れ 卯辰新地 天守物語

[検索専用データファイル]
・「泉鏡花」 越智治雄 「解釈と鑑賞」 昭和44年11月 (「天守物語」文献)

『鏡花全集』(岩波書店) ( zensyu.html )
巻二十六 [戯曲] 紅玉 海神別荘 恋女房 湯島の境内 錦染瀧白糸 日本橋 天守物語 山吹 戦国茶漬 多神教 お忍び かきぬき(瀧の白糸、通夜物語、湯島詣、日本橋、白鷺)


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