『鏡花全集』 全29巻 岩波書店  


巻一 
冠弥左衛門 活人形 金時計 大和心 予備兵 海戦の余波 譬喩談 義血侠血 乱菊 鬼の角 取舵 聾の一心 秘妾伝 夜行巡査 泉鏡花年譜 泉鏡花作品年表

[月報01] 実力と人気と=里見 純粋に「日本的」な「鏡花世界」=谷崎潤一郎 白糸考=喜多村緑郎 鏡花小説校異考(一)冠弥左衛門・予備兵・義血侠血=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『夜行巡査』

巻二 
旅僧 外科室 妙の宮 鐘声夜半録 貧民倶楽部 黒猫 ねむり看守 八万六千四百回 化銀杏 一之巻 二之巻 三之巻 四之巻 五之巻 六之巻 誓之巻 蓑谷 五の君 紫陽花 毬栗 照葉狂言

[月報02] 鏡花回想=山本健吉 覚書=水上瀧太郎 鏡花小説校異考(二)一之巻〜誓之巻・照葉狂言=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕泉鏡花作『外科室』=宮崎湖処子・小説界の新潮を論ず=抱月子

巻三 
龍潭譚 勝手口 X蟷螂鰒鉄道 化鳥 凱旋祭 堅パン さゝ蟹 風流蝶花形 清心庵 怪語 なゝもと桜 髯題目 山中哲学 暗まぎれ 玄武朱雀

[月報03] 正しき意味に於ての「先生」=里見 鏡花巷談=福田清人 鏡花先生追慕片々 鏡花小説校異考(三)さゝ蟹・髯題目=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕最近の創作界(龍潭譚)=戸川秋骨・髯題目=三輪

巻四 
辰巳巷談 蛇くひ 山僧 笈摺草紙 黒百合 星あかり 鶯花徑 通夜物語 梟物語 五本松 絵日傘 立春 三尺角 三尺角拾遺

[月報04] 静かに長くる春の日や=高橋義孝 思ひ出今昔=鏑木清方 水色情緒=長谷川時雨 鏡花小説校異考(四)辰巳巷談・笈摺草紙=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕辰巳巷談・笈摺草紙・通夜物語・黒百合を読む=芝峯

巻五 
錦帯記 さらさら越 湖のほとり 湯島詣 幻往来 名媛記 弓取町人 白羽箭 高野聖 海の鳴る時 湯女の魂

[月報05] 「瀧の白糸」の上映=小島信夫 鏡花の橋姫=朝田祥太郎 鏡花先生御作品中の女性に就きて=吉屋信子 鏡花小説校異考(五)錦帯記・高野聖=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕錦帯記・鏡花の近業(高野聖)

巻六 
月下園 みちゆき松の露 うしろ髪 長屋刃傷 三枚続 式部小路 女肩衣 葛飾砂子 裸蝋燭 政談十二社 処方秘箋 斧の舞 雪の翼 風流後妻打 水鶏の里 註文帳 蝿を憎む記

[月報06] 鏡花の生命=河野多恵子 南榎町、神楽坂、逗子=寺木定芳 本郷台の回顧=笹川臨風 鏡花小説校異考(六)三枚続・政談十二社・註文帳=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『鏡花の註文帳を評す』

巻七 
袖屏風 女仙前記 きぬぎぬ川 妖僧記 祝杯 波がしら 青切符 やどり木 お留守さま 親子そば三人客 起誓文 舞の袖 二世の契 千歳の鉢 置炬燵 伊勢之巻 薬草取 侠言 鷺の灯 留守見舞

[月報07] 鏡花の文学的史位相=笠原伸夫 鏡花と石川近代文学館=新保千代子 初めて鏡花先生に御目にかゝつた時=小村雪岱 鏡花小説校異考(七)起誓文・舞の袖・伊勢之巻=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花作『三枚続』・起誓文

巻八 
風流線 続風流線 紅雪録 続紅雪録

[月報08] ぼろぼろの罫紙=登張正実 新発見「幽芳書簡」に基づく「新泉奇談」真筆考=村松定孝 先生と私=久保田万太郎 本郷座の風流線=竹久夢二 鏡花小説校異考(八)風流線・続風流線=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花の女仙人前記=熄火山

巻九 
千鳥川 外国軍事通信員 柳小島 わか紫 銀短冊 瓔珞品 少年行 胡蝶之曲 女客 悪獣篇 海異記 月夜遊女

[月報09] 天才鏡花=吉田精一 九九九会と藤村家=山本武夫 鏡花風土記拾遺=神西清 鏡花小説校異考(九)銀短冊・女客=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花の袖屏風=芝峯

巻十 
無憂樹 お弁当三人前 春昼 春昼後刻 婦系図前篇 婦系図後篇

[月報10] 「春昼」・「春昼後刻」について=島田謹二 恩人田岡嶺雲=西田勝 鏡花小説校異考(十)婦系図=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕泉鏡花・小杉天外・柳浪・『秘妾伝』・鏡花の袖屏風=芝峯

巻十一 
霊象 縁結び 雌蝶 草迷宮 頬白鳥 沼夫人 星女郎 七草

[月報11] 鏡花ものという演目(上)=戸板康二 鏡花文学の幻想性=笠原伸夫 鏡花小説校異考(十一)無憂樹=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花の進境・雷同者鏡花の真面目を知らず・『化鳥』・鏡花の近業

巻十二 
尼ヶ紅 紫手綱 貸家一覧 海の使者 吉祥果 神鑿 白鷺 歌行燈 国貞ゑがく

[月報12] 先生の好悪感=里見 いてふの残暑忘れめや=阿木翁助 「妖僧記」草稿(投稿)=三辺清一郎 鏡花小説校異考(十二)縁結び・草迷宮・白鷺=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『湯島詣』=指玉

巻十三 
月夜車 楊柳歌 三味線堀 色暦 櫛巻 朱日記 小春 青鷺 酸漿 露肆 築地両国 吉原新話 妖術 逢ふ夜 高桟敷 池の声

[月報13] 鏡花のこと=生島遼一 鏡花と里見=紅野敏郎 泉名月蔵新資料(尾崎紅葉の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十三)歌行燈・三味線堀=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕やどり木

巻十四 
祇園物語 杜若 月夜 貴婦人 爪びき 夜釣 南地心中 片しぐれ 三人の盲の話 糸遊 歌仙彫 紅提灯 浅茅生 印度更紗 霰ふる 五大力

[月報14] 全集のすすめ=篠田一士 鏡花ものという演目(下)=戸板康二  鏡花全集と私=安田武 泉名月蔵新資料(尾崎紅葉の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十四)南地心中=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕四月の小説概評

巻十五 
遊行車 艶書 陽炎座 菎蒻本 参宮日記 二た面 魔法罎 第二菎蒻本 革鞄の怪 日本橋

[月報15] 泉鏡花と折口信夫=池田弥三郎 鏡花と住まい=泉名月 日本橋について=佐藤春夫 『参宮日記』と『日本橋』のこと=小村雪岱 泉名月蔵新資料(尾崎紅葉の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十五)日本橋=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花氏の『草迷宮』=御風生

巻十六 
紅葛 桜心中 桜貝 新通夜物語 星の歌舞伎 夕顔 蒔絵もの 懸香 白金之絵図 浮舟 袙綺譚 人魚の祠

[月報16] 鏡花と龍之介=三好行雄 鏡花世界小見=久保田淳 シアトルの鏡花会(投稿)=逸見久美 泉名月蔵新資料(尾崎紅葉の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十六)星の歌舞伎=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花氏の小説=生田長江

巻十七 
萩薄内證話 通ひ路 木曽の紅蝶 町双六 時雨の姿 伊達羽子板 炎さばき 幻の絵馬 峰茶屋心中 二人連れ 卯辰新地 継三味線 黒髪 友染火鉢 茸の舞姫

[月報17] 『日本橋』=寺田透 大正期の鏡花文学=笠原伸夫 泉名月蔵新資料(芥川龍之介の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十七)友染火鉢=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花氏の小説〔承前〕=生田長江

巻十八 
鴛鴦帳 芍薬の歌

[月報18] 泉斜汀について=伊狩章 お作のなかから=久保より江 泉名月蔵新資料(芥川龍之介の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十八)鴛鴦帳=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕鏡花氏の小説〔承前〕=生田長江・『幻の絵馬』合評=里見・水上瀧太郎・中谷徳太郎

巻十九 
由縁の女 紫障子

[月報19] 鏡花と川端康成=北条誠 鏡花論の余白=蒲生欣一郎 文字と先生=濱野英二 泉名月蔵新資料(芥川龍之介の鏡花宛書簡) 鏡花小説校異考(十九)紫障子=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『櫛笥集』なぞ=川端康成

巻二十 
柳の横町 手習 縁日商品 伯爵の釵 売色鴨南蛮 瓜の涙 まるめろに目鼻のつく話 唄立山心中一曲 鯛 薺 蝶々の目 毘首羯摩

[月報20] 鏡花と漱石=岡保生 泉鏡花と歌舞伎=落合清彦 鏡花小説校異考(二十)売色鴨南蛮=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『伯爵の釵』=水上瀧太郎

巻二十一 
彩色人情本 雪霊記事 雪霊続記 銀鼎 続銀鼎 身延の鶯 龍膽と撫子 

[月報21] 鏡花追憶一、二=本間久雄 鏡花好きと流行嫌いと=菅野昭正 鏡花小説校異考(二十一)毘首羯摩=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕『彩色人情本』『爪びき』『身延の鶯』等=新居格

巻二十二 
妖魔の辻占 楓と白鳩 十三娘 みさごの鮨 鷭狩 磯あそび 朝湯 女波 雨ばけ 傘 駒の話 小春の狐 胡桃 火のいたづら 仮宅話 きん稲 眉かくしの霊 夫人利生記 光籃 露萩 甲乙(きのえきのと) 道陸神の戯 鎧 怨霊借用 本妻和讃

[月報22] 『歌行燈』と玉の段=山本健吉 運命の女との訣別=脇明子 鏡花の思い出 きん稲=久保田万太郎 鏡花小説校異考(二十二)眉かくしの霊=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕新年の創作=生田長江

巻二十三 
絵本の春 隣の糸 半島一奇抄 卵塔場の天女 河伯令嬢 ピストルの使ひ方 飛剣幻なり 木の子説法 古狢 貝の穴に河童の居る事 菊あはせ 白花の朝顔 燈明之巻 神鷺之巻 開扉一妖帖

[月報23] 泉鏡花の小説話法=野口武彦 鏡花の性格「夜行巡査」について=吉村博任 思ひ出話番町の先生=寺木定芳 鏡花小説校異考(二十三)飛剣幻なり=村松定孝 〔同時代の批評・紹介〕二三の作品について=堀辰雄

巻二十四 
山海評判記 斧琴菊 薄紅梅 雪柳 縷紅新草 遺稿

[月報24] 「山海評判記」再読(上)=福永武彦 鏡花との距離 鏡花小説校異考(二十四)斧琴菊=村松定孝 「薄紅梅」草稿断片について=村上定孝 〔同時代の批評・紹介〕「薄紅梅」の作者を言ふ=佐藤春夫

巻二十五 
[戯曲] 深沙大王 隅田の橋姫 愛火 沈鐘 かきぬき(白鷺) 稽古扇 夜叉ヶ池 鳥笛 公孫樹下

[月報25] 「山海評判記」再読(中)=福永武彦 異郷の鏡花ゼミ=武田勝彦 鏡花自筆原稿目録について=檜谷昭彦 〔同時代の批評・紹介〕沈鐘の翻訳=長谷川天渓・「薄紅梅」の作者を言ふ=佐藤春夫(承前)

巻二十六 
[戯曲] 紅玉 海神別荘 恋女房 湯島の境内 錦染瀧白糸 日本橋 天守物語 山吹 戦国茶漬 多神教 お忍び かきぬき(瀧の白糸、通夜物語、湯島詣、日本橋、白鷺)

[月報26] 「山海評判記」再読(下)=福永武彦 泉鏡花と原抱一庵=手塚昌行 鏡花自筆原稿解析1=鈴木勇 お千世の額=花柳章太郎 鏡花小説校異考(二十六)山海評判記=村松定孝

巻二十七 
[小品] 神楽坂七不思議 妖怪年代記 鉄槌の音 迷子 十万石 怪談女の輪 森の紫陽花 山の手小景 術三則 聞きたるまゝ 花間文字 妙齢 銭湯 松の葉 画の裡 麦搗 鑑定 人参 一席話 唐模様 廓そだち みつ柏 雛がたり 五月より 月令十二態 番茶話 婦人十一題 くさびら 祭のこと 露宿 十六夜 間引菜 春着 湯どうふ 二三羽―十二三羽 玉川の草 火の用心の事 真夏の夢 麻を刈る 深川浅景 島影 九九九会小記 木菟俗見 若菜のうち

[紀行] 弥次行 熱海の春 城の石垣 吉浦蜆 道中一枚絵その一 道中一枚絵その二 左の窓 日記の端 大阪まで 七宝の柱 飯坂ゆき 雨ふり 玉造日記 栃の実 城崎を憶ふ 十和田湖 御存じより 啄木鳥 十和田の夏霧

[唄]  16編 

[俳句] 203句

[月報27] 鏡花の旅=川村二郎 鏡花自筆原稿解析2=鈴木勇 思ひ出話=寺木定芳

巻二十八 
[未定稿] 龍膽と撫子(続篇)

[雑記] 愛と婚姻 御殿坂下お笑草 百物語 恋愛詩人 ありのまゝ 雑句帖 醜婦を呵す 赤インキ物語 竹屋の渡 飛花落葉 丸雪小雪 春狐談 狸囃子 一葉の墓 テチョウ四五枚 逗子だより 絵はがき 草あやめ 白屈菜記 紅葉先生逝去前十五分間 かながき水滸伝 小鼓吹 北国空 仲の町にて紅葉会の事 かな自在 逗子より 知つたふり あひ/\傘 曙山さん かしこき女 蘆の葉釣 新富座所感 怪力 喜多八のために 一寸怪 雁われの秋茄子は所帯持の珍味 師走の夜は 初めて紅葉先生に見えし時 遠野の奇聞 一銚子 一景話題 豆名月 松翠深く蒼浪遥けき逗子より 花見風俗 夏目さん 縁日 煙管を持たしても短刀位に 寸情風土記 私の事 みなわ集の事など 入子話 献立小記 さん小話 健ちやん大出来! さんと一酌 雨のゆふべ うどんの岡惚れ

[雑録] 起居動作 礼式所感 当世女装一斑 寝姿百形 謹写 ことば、人魚 『金色夜叉』小解 『泉鏡花篇』小解 『斧琴菊』例言

[弔詞] 紅葉先生弔詞 芥川龍之介氏を弔ふ

[報條] 二番目狂言は 画博堂報條 妖怪画展覧会告條 若松家挨拶 魚徳開店披露 山本特製海苔報條

[尺牘] 『新派俳家句集』の序を求められて 色彩の嗜好 短冊さしあげ申候 手紙一通 鳴涛館より 夏季学生の読物 雅号の由来 八月のある日 千鳥さん なつかしい人だつたのに 私の好きな夏の料理 『尾崎紅葉集』について

[序題] 『めぐる泡』序 『田毎かがみ』序 『聖人乎盗賊乎』序 『新選怪談集』序 『四国だより』序 『諸国童謡大全』序 『お伽花束』序 『怪談会』序 『袂かがみ』に題す 『窓の四季』に題す 『デモ画集』序 『鏡花叢書』自序 『数奇伝』序 『菖蒲貝』序 『文章日記』題 『文章日記』題 『八笑人』改版所 『朧夜の頃』序 『中央文学』及び『文章日記』題 『泉鏡花集』序詞 『美人画全集』に題す 『ゆかりの園』序 『築地川』序

[広告] 『通夜物語』広告 『三枚続』広告 『黒百合』広告 『田毎かがみ』広告 『風流線』広告 『続風流線』広告 『伊勢之巻』広告 『なゝもと桜』広告 『愛火』広告 『婦系図』広告 『白鷺』広告 『恋女房』広告 『愛染集』広告 『山海評判記』作者より

[談話] 小説文体 いろ扱ひ 創作苦心談 瀧の白糸について 柳のおりうについて おもて二階 真情 女優力技評 処女作談 おばけずきのいはれ少々と処女作 たそがれの味 ロマンチックと自然主義 そのころ 予の態度 むかうまかせ 文士と酒、煙草 小説に用ふる天然 会話、地の文 座談より 談話 旧作の回顧 三越趣味に就て 怪異と表現法 歩くことばかり思つて歩く 小説の地の文の語尾 文章の音律 芸術は予が最良の仕事也 一度は恁うした娘の時代 文芸は感情の産物也 何が故に文芸革新会に入りしか 事実の根柢、創造の潤色 描写の真価 望みある俳優 夏の夕 紅葉先生の玄関番 身だしなみの善い婦人と悪い婦人 事実と着想 今の女も時代的 滑稽趣味 旧文学と怪談 女の保護色 京都の印象 平面描写に就きて 文芸と東京 お花見雑感 わんぱく物語 文章上達の順序 作物の用意 草双紙に現れたる江戸の女の性格 丸で形なしと御承知ありべし 江戸の女 万斛の涼味 能楽座談 昔の浮世絵と今の美人画 三つの色々 女の所から手紙 東京の女と大阪の女 情景相伴ふ名物の美 華やかな思出 水際立つた女 古典趣味の行事 自然と民謡に 作のこと 中庸の人 新春閑話 堀の鴎 紅葉先生の追憶 「役者本位」が変らねば 茶話 雑

[月報28] 芥川演出の「海神別荘」=尾崎宏次 鏡花自筆原稿解析3=鈴木勇 薫風茶話(鏡花さんの芸談)=松本たかし

別巻 
[補遺] 琵琶伝 海城発電 妖剣紀聞 定九郎 会津より 本郷座の高野聖に就いて 描写の上より見てる犯罪 抜萃帖から 幼い頃の記憶 なつかしい「蛙」のはなし 三十銭で買へた太平記 熱い茶 新潮合評会 泉鏡花座談会 泉鏡花と梅村蓉子 原作者の見た「日本橋」 書簡 72通 書簡下書 64通

[参考篇] 飛縁魔物語 白鬼女物語 X+Y 墓参の記 黒壁 ほたる 第八大吉 蔦太郎 鮒の牲 他流試合 玉章びき 競争小話 昔馴染 紅の記 新泉奇談

泉鏡花自筆原稿目録(慶應義塾図書館蔵) 〔参考資料〕春陽堂版鏡花全集巻一所収泉鏡花年譜 泉鏡花作品年表補訂 作品解題(村松定孝) 後記(村松定孝) 総目索引

[月報29] 新泉奇談雑考=吉田精一 ある挿話=竹下英一 鏡花自筆原稿解析4=松村友視 泉家蔵草稿の語りかけるもの=村松定孝 泉鏡花蔵書目録 「逸文」三種

1940.3-1942.11 1刷刊 1973.11-1976.3 2刷刊 1986-1989 3刷刊

 このリストを作成するにあたり、草神遊象さんにご協力いただきました。
 佐藤和雄(蟻) / 泉鏡花を読む