宇宙論


補足

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作成日 2002/3/17

私の宇宙論は、かいつまんでいうと、「宇宙は膨張、収縮を繰り返し、その都度
新しくなるという一種の振動宇宙である。」ということになる。振動宇宙の他にも
いくつか宇宙モデルがあるので、紹介したい。


1.膨張宇宙(開いた宇宙)

宇宙はビッグバンから始まって以来、膨張を続けていくとする現代の代表的な宇宙論。
宇宙の膨張とともに、物質や天体も進化するという意味で、進化宇宙論ともよばれて
いる。

2.膨張宇宙(閉じた宇宙)

宇宙の平均密度がある限界値よりも大きいと、宇宙全体の重力によって、宇宙はやがて
膨張から収縮に転じる。そして最終的には、ビッグバンと同じようにすべての物質は
1点に押しつぶされてしまう。

3.定常宇宙

無限の過去から現在、そして無限の未来に至るまで、宇宙は定常状態にあり、大局的に
見れば変化はないとするもの。銀河が遠ざかっているのは観測的な事実なので、定常
宇宙論では、銀河間の距離が増大するにつれて、銀河間の空間では新しい物質が絶えず
生まれており、そんな物質から新しい銀河がつくられ、銀河の後退によって生じた空間
を埋めていき、宇宙全体の密度は一定に保たれると考える。定常宇宙では、超高密度で
超高温度の宇宙の初期状態や、ビッグバンなどなかったことになる。


私としては「1」はうなずける。宇宙は始めからそうなるようにできていたということ
だろう。「2」もなんとかうなずける。宇宙は一回の膨張、収縮で終わるようにできて
いたということか?最後の「3」は疑問が残る。そううまい具合に無から有が生み出せる
ものだろうか?膨張しているのに密度が一定ということは、宇宙の全体量が増加している
ことになる。つまり、宇宙の全体量が無限小から有限、有限から無限大となる。大局的に
は変化はないといっているのに話が違う。私は「3」はちょっと無理があるなと思う。




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