操作主義


operationalism

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作成日 2003/3/27

アメリカの物理学者ブリッジマンの『現代物理学の論理』に代表される立場で、一般的には、概念をある種の操作もしくは操作群に還元する態度を指している。

例えば、長さという概念は、われわれが長さを計測する操作・手段と同じであって、それ以上の意味をもたない、という主張である。こうして、概念のもつ属性や内包は一切拭い去られ、そうした経験的・具体的な操作・手法によって規定されることのできない概念は、無意味であるとして斥けられる。

この立場は、ブリッジマンにおいては、主として、特殊相対性理論における時間概念や同時性、長さなどの概念の解釈として採用されたものであったが、そこで使われる概念が特性や内包によって規定し難い心理学の分野でも、歓迎され、成功を収めている。現在では、アメリカの哲学者ラパポートがこの立場からの綜合的哲学を要請しているのが目立つ。


現代哲学事典 山崎正一+市川浩編 講談社現代新書 より




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