ウィトゲンシュタイン(ヴィトゲンシュタイン)


Wittgenstein

戻る

作成日 2003/3/28

「Wittgenstein, Ludwig Joseph Johann 1889~1951 オーストリアに生まれ、イギリスで建築学をまなんだのち、オーストリアの僻地の学校教師やウィーンで建築家として仕事をした。第一次世界大戦で軍務に服し、1929年以来イギリスに移住、ケンブリッジ大学教授となる。分析哲学創始者のひとり。第一次大戦での捕虜生活中に執筆し完成した《論理哲学論考》(1922)は、 ウィーン学団の人びと(→統一科学)に歓迎されてその聖典ともなった。そこに述べられた論理体系は概念実在論、論理的原子論、ならびに素朴な反映論を基礎としたが、その後書かれた《哲学研究》(1953)では、その論理体系は否定されて日常言語の記述的分析的方法が採用された。かれは、哲学の仕事を言語批判や命題の意味を明らかにすることのみに限定したが、 これは現代的なニヒリズムの一種といえる。」

哲学辞典 森 宏一編集 青木書店 より




ご意見ご感想等ありましたら下記へメールをください。
asanami@mxb.mesh.ne.jp


戻る