98改造・拡張Faq
WARNING
ここに書かれている改造等はすべて各自の責任において実行してください。
ここに書かれている事を実行した事による、いかなる損害などについても、すべて各自の責任となります。
・K6
Q. X*/K(C)型番でK6を動作させるためには?
A. メルコから出ているMTSA−M1Tという下駄を使用します。
現在この下駄は生産されておらず、事実上不可能です。
追記:98年5月現在 再生産の予定があるそうです。
メルコから出る予定のODPを待ちましょう。
この下駄は、起動時の#A20ラインの制御を行っているそうで、
起動時のブートシーケンスの違いをマスクするために、PLDが載っているそうです。
(PLD:プログラマブルロジックデバイス プログラム可能な論理ICです)
ちなみに、BOOTROMではCPUのチェックを行っていません。
CPUのチェックを行っていた機種はNAおよびNA/Cです。
追記:最近では、この機能を「魔法」と呼び、「魔法の下駄」とか言うみたいです。
この機能を持つ互換下駄が発売されているので、それを利用しましょう。
Q. X*/W 型番では?
A. 搭載できるそうです。
ただし、C・K型番にM1Tで搭載したときと違って、スタートメニューが呼び出せなくなるみたいです。
CPUを元に戻して搭載しましょう。
※裏技が発見されたようです。詳しくは、下の起動メニューが表示できないをご覧ください。
Q. Win95起動時に「Windows保護エラー」が出てしまうんですが・・・
A. タイトルロゴでパレットアニメーションを行う部分に問題があるみたいです。
このロゴを表示させないようにする事で回避する事が出来ます。
MSDOS.SYSの[Options]にLogo=0を追加してみてください。
Q. M1Tが見当たらないんですが。
A. 製造中止です。
もう入手することは不可能でしょう。
もともと、M1Tは6x86用なのでPK−686P125辺りを買ってきて、ささっている6x86を
引っこ抜いて、交換するという手もありますが、高クロックに対する限界が問題になるとの話も。
追加:どうもロジックは非同期で動いているらしいので、あまり限界は問題にならないのではないか
という意見もあります。
・Millennium
Q. 98でMillenniumを使用するためには?
A. 基盤の右下にあるVGAというスイッチで、VGAをOFFにすれば
使用する事ができます。On/Offは基板上に書いてあります。
Q. Millenniumのドライバはどうすればいいんですか?
A. DirectX5に入っています。DirectX5を入れましょう。
マイクロソフトのホームページや様々な雑誌の付録CD、DirectX
を使ったゲームなどにあります。
また、WindowsNTではMatroxリファレンスドライバが使用可能です。
Q. Millenniumの最大メモリは?
A. 98のWin95で使用できるのは最大4Mまでです。
WinNTではMatrox純正ドライバが使用できますのでAT上位互換機と
同様の設定が行えます。
4M以上搭載するとオーバーした部分は使えないだけで、動作が
おかしくなったりする事はありません。
Q. MCLKって?
A. Millenniumの動作速度を設定するパラメータです。
system.iniファイルに以下の設定を追加すれば、設定する事ができます。
[mga.drv]
MCLK=xx (xxは任意の数。68くらいからやってみるべし)
この設定はボードの固体差などもありますので、限界の設定を見極める
必要があります。
使用されているDAC(ディジタルアナログコンバータ:映像信号を出力する
LSI)の動作周波数によってもパラメータに違いが出てくるかもしれません。
他のビデオカードにもこのパラメータが存在するものがあるようです。
なお、このパラメーターはドライバが認識するもので、ドライバが対応して
いなければ指定しても無効です。
ちなみに、Millenniumのデフォルト値は50です。(DirectX5ドライバ)
Q. NEC_MODEって?
A. 謎のパラメータの1つです。
デフォルトでは1になっているようです。
0にしてみると何かが変わります。
DirectDrawが若干良くなったという話もあります。
リフレッシュレートが変わっただけかもしれませんが。
Q. クロックアップができますか?
A. 周波数が書かれている黒いものを交換すればできるそうです。
クロックアップすると、リフレッシュレート(秒間どれだけ画面を書き換えるか)
が上昇しますので、使用しているディスプレイの上限を超えてしまって、
映らなくなる事があります。注意してください。
・Millennium][
Q. 98ではミレニアム2は使えないんですか?
A. VGAを切り離すスイッチがなく、ソフト的に切り離す機構のため、
使用できないようです。
AT上位互換機などで切り離しても動かないらしいです。
追記:VGABIOSが壊れたもので、MIllenniumドライバで動いたものがあるとか。
DOS/V互換機でBIOS更新中に電源断で強制的に壊すという手法もあるとか。
・Mystique
Q. 98ではミスティークは使えないんですか?
A. 改造すれば使えるようになるそうです。
そのためには、VGAOFFのパターンをたどる必要があるとか。
Q. Mystique220は?
A. だめみたいです。
あきらめた方がよさそうです。
・Mystique相当
Q. 本体に最初からさしてあるMystiqueは抜いてもかまいませんか?
A. ボードからいったん本体を経由してディスプレイにささっている場合には
抜いてもかまいません。
そうでない場合はDOS画面を使用する事ができません。
なお、Mystiqueが刺さっていた、PCIバスにはいくつか種類があり、
DMAが使用できない場合があります。
この場合はSCSIボードなどを搭載する事ができません。
Q. 抜いたMystiqueを元に戻しても正常に動作しないのですが?
A. きちんと差し込まないと接触不良で動作しない事が多いようです。
何回か抜き差しして確認してみてください。
・MMX化
Q. MMXにするための条件は?
A. 電圧変換ユニットVRMのソケットがCPUの側にある機種と、ない機種とで
条件が異なります。
VRMソケットがある機種では、VRMユニットをつけ、ジャンパの設定(必要
ない機種あり)を行います。
ない機種では、下駄を使用します。
Q. 下駄とかVRMってなにをするもの?
A. CPUに供給する電圧を変更したり、倍率設定をおこなったりするものです。
ピンの位置を変更したりもします。
Q. ODPってソケット7専用ってなっているけど、ソケット5にもつくんですか?
A. つきます。
当初ソケット5もサポートに入っていました。
不安定なために削除されたみたいです。
ソケット5とソケット7の違いは320ピンと321ピンの違いです。
この増えたピンはデュアルボルテージ用のピンです。
ODPでは自分で電圧を生成しますので、このピンは必要ありません。
Q. 下駄にスイッチングレギュレータってあるけどこれはなに?
A. 電圧の変換に使われている電源回路の名称です。
Q. スイッチングレギュレータって発熱が少ないの?
A. 変換効率がいいため発熱が少ないのです。
ただのレギュレータは、差分を熱として放出するために、発熱します。
Q. 前まで98が嫌いだったんですけど、最近よくなってきました。これって変ですか?
A. それで正常です。
Q. BIOSアップデートプログラムって?
A. BOOTROMとBIOSをバージョン(この場合リビジョン)アップするプログラムです。
MMXODP166のDOS/Vとシールの貼っていないものに入っています。
Q. 倍率設定ってどうなっているの?
A. 2〜3本程度のピンの組み合わせで決定されています。
まず問題ないと思いますが、下駄を2段重ねて別々の設定をするような事はしないで下さい。
いい加減な回路だと、ショートする事があります。
もっとも、下駄は本体の設定を無視するために、下の下駄は無視されるはずです。(つながってない)
Q. 私の下駄には、ほしい倍率の設定がないんですけど・・・
A. 倍率は 2〜3本のピンの状態で決定されています。
2〜3本のピンの組み合わせは4〜8通りありますので、そのプロセッサの動作周波数から考えて、
使用しない倍率は、別の倍率に割り当てられていることがあります。
例として、3.5倍設定は、1.5倍設定に割り当てられていたりします。
適当に倍率制御を組み合わせればさまざまな倍率になるはずです。
Q. どの下駄がお勧め?
A. 一概にどれがいいとは言えませんが、スイッチングレギュレータタイプが
発熱がすくないと思います。
しかも、違うメーカーでもどう見ても同じっていう下駄が存在するので、
区別が大変怪しいです。
Q. 下駄につけたんだけど動作しません。
A. 下駄とCPUが密着していますか?すぽすぽ抜けるようだと接触不良です。
下駄とCPUの隙間が1mmくらいまでは頑張っていれてください。
Q. 下駄が、本体のソケット5にぶつかって斜めになってしまうんですが・・・
A. なるべく密着するように、ソケット5と書かれている部分に、ぶつかる部分の
出っ張りを削ってください。(基盤裏から飛び出している部品の足)
その後しっかりとさし、レバーを閉めます。
動作しない場合はあきらめてください。
もっとも、下駄の足が長くしてあって、ぶつかる部分で平行にしていれるように設計されている下駄もあります。
Q. MMXを搭載して正常に動作させるためには?
A. BOOTROMがMMXに対応している必要があります。
ウェイトを考慮して作られていないROMでは、誤動作するためです。
対応しているROMかどうか見分ける目安は、EDOメモリが使える機種です。
ここでいうMMXとは、MMX命令ではなく、MMXプロセッサの動作速度
向上による、タイミングの問題をクリアしているかどうかというものです。
(動作が速くなった分、周りの回路とのタイミング調整が問題になっていきます。)
Q. 不幸にも対応していない機種なのですが・・・
A. 本体のIDEを使用しない事で動作させる事ができます。
設定メニューで「内蔵HDDを 使用しない」にして、95でも
スタンダードIDEを削除します。
そして、本体のIDEコネクタからケーブルを抜きます。
ケーブルが刺さったままですと、ケーブルがノイズを拾って誤動作するみたいです。
Q. IDEがもったいないんですが・・・
A. IDE98を使用する事により、IDEを使用できる場合もあります。
詳しくはIDE98を参照してください。
Q. なんでIDEが問題なんですか?
A. 正確には、PCIBIOSが問題を起こしているそうです。
IDEを使用しない事により、PCIBIOS切替え時のタイミングが
速すぎて失敗することが無くなります。
Q. MMXにしたら、起動メニューが表示できなくなりました。
Q. クロックアップしたら、起動メニューが表示できなくなりました。
Q. W型番で、K6にしたら、起動メニューが表示できなくなりました。
A. 高速化により、ウェイトが減っているためにキーボードからのデータを
時間内に受け取れません。つまりHELPを押していない状態になってしまいます。
対処としては、
1.キーを押しながら電源を入れる。
2.HSBなどで完全再起動をキーを押しながら行う。
3.CPU等を戻す。
等がありますが、3が確実なようです。
なお、W型番機種についてですが、HELP+RETURNキーで確実に表示できるという裏技が発見されたそうです。
起動メニューがでなくて困っていた人は一度おためしください。
Q. MMXにしたのですが、起動時のITF表示が変わらないのですが。
Q. 起動時のITF表示が違っているのですが。
A. ITFに表示されるメニューは、あらかじめITFROMの中に書かれています。
MMXに対応していないリビジョンにはMMXは書いてありません。
クロックは、本体のピンの組み合わせから取得しているので、想定していないクロ
ックは、表示されません。
Q. MMXにしたら起動時の音が妙です。
Q. クロックアップしたら起動時の音が妙です。
A. 「ぴぽ」はCPU自体の動作チェックが終わった直後にならしています。
この状態では、割り込みやタイマのチェックが行われていないので、
CPUのウェイトでのみタイミングが調整されています。
状態を変更したときには、タイミングが変わる(CPUが速い)ために音が変わります。
Q. MMXにしたら、突然リセットがかかる事があるんですが・・・
A. 負荷の増大による、電圧の低下が考えられます。
電源によっては、電源装置のどこかについている電圧調整つまみを操作する事によって
電圧を調整でき、ごまかすことができる可能性があります。
稼働中にチェックしてみて、正常時と比べて電圧が下がっているときなどに有効かもしれません。
なお、電圧の変更は基板を一撃で破壊しかねない行為です。やめたほうが無難です。
下駄を使用している場合、下駄の電源やCPUFANの電源などを取る場所を変更してみてください。
同一個所から大量に使用している場合に同様の現象が発生する事があります。
Q. INTELSATって何?
A. PCIチップセットのパラメータを書き換えるソフトです。
PCIチップセットはメモリアクセスの方法やタイミングなどのさまざまな処理を
行っているチップですので、パラメータをいじる事によって、処理能力の限界まで
性能を引き出す事もできます。
また逆に、ウェイトをかけて、昔のソフトを適当な速さで動かすこともできます。
Q. CPUをもっとよく冷やしたいんだけど・・・
A. CPUクーラーをいいものに交換するか、CPUとクーラーを密着させるために、
シリコングリースなどを塗ってください。
Q. ペルチェってどういった物なんですか?
A. ペルチェ素子とは、2種類の金属を接触させたとき発生する、電流の流れる方向
と同様の方向に、電流を流す事で発生する吸熱効果(ペルチェ効果)を利用した熱ポンプです。
つまり、ある方向から別の方向へ熱を流す素子です。
いわゆる、エアコンのクーラーと同じで、部屋の中(この場合CPU)の熱を外(この場合筐体など)へ移動する能力を持ちます。
もちろん、ポンプですので、熱を発生します。
そのため、熱の排出面には非常に高温になるので、
強力な廃熱対策をしなければなりません。
・HDD
Q. 5G以上のHDDが認識されないんですが・・・
A. 98ではHDDのパラメータの最大数の関係上4.3Gまでしか認識できない
制限があります。(V166などの3桁型番Vシリーズの発売された次期辺りから大丈夫なようです)
IDE−98やUIDE−98などで回避できるようです。
だめな機種では、4.3GB以上のHDDを本体IDEに接続した場合起動しなくなります。
起動時のHDDチェックでドライブのパラメータがおおきいため、除算結果が収まりきらずに、除算エラーが発生しているためだそうです。
Q. IDE機器を3台以上つなげたら、HDDにアクセスするとおかしくなるんだけど・・・
A. この問題に対しては、
A:\WINDOWS\HARDWARE.TXTの、「3 台以上の IDEドライブ」という項目に対処方法が載っています。
どこぞのフォルダ内部にあるドライバで上書きしろとか。
・IDT−C6
Q. C6って使えるんですか?
A. Socket5に直につけても問題ないようです。
ただし、CPUとソケットの電圧をきちんと確認してください。
Q. パフォーマンスはどれくらいのものなんでしょう?
A. 廉価に押さえるために性能はそれほどよくありません。
Pentium200MHzの代わりに入手するくらいならば、問題ないレベルだと思います。
・VRM
Q. どのようなVRMが使用できますか?
A. メルコの MVR−MX と、MVR−MX2が確実に使用できます。
ただし、MVR−MX2は改造する必要があります。
R16の0オーム抵抗をR15に移動します。
・その他
Q. PCMが正常に再生されません。
A. 割り込みなどが正しくないために、PCMの終了が検出できないために発生
する現象です。
割り込みを正しく設定し直してください。
Q. BIOSを更新したらいままで正常だったのがおかしくなったんですが・・・
A. BIOSのアップデートにより今までの設定が全て無くなってしまったために
起こる現象です。
もう一度、PCIセットアップメニューや起動メニューで、今までの設定に戻してください。
Q. Rv][26を使用しているのですが、デュアルCPUにしたいんですけど・・・
A. もう一つのCPUと、VRMユニットが必要になります。
VRMユニットに関しては、補修部品としてなんとか手に入れるしかないようです。
※店によっては、箱の中だけ取り出して売っているところもあるみたいです。箱は出せないとか。
CPUにしても、なるべく問題が発生するのを避けるためには、ロットが近いものを
用意したほうがよいらしいです。
Q. PL−Pro/MMXがこげたー
A. 5Vラインのコネクタが緩いことがあるそうで、その為に接触が
悪くなってこげるという話があります。焦げを取って、しっかりと接触させれば使えるようになるでしょう。
Q. BIOSを更新したらいままで正常だったのがおかしくなったんですが・・・
A. BIOSのアップデートにより今までの設定が全て無くなってしまったために
起こる現象です。
もう一度、PCIセットアップメニューや起動メニューで、今までの設定に戻してください。
Q. 昔のゲームが正常に動作しません
A. CPUの高速化により正常に処理が行われてない可能性があります。
CPUの1次キャッシュを切る事で、かなりのウェイトをかける事が出来ます。
現在このFAQ集は編集途中です。変な間違いや、足りない部分が多々あります。
気をつけてください。