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「黒鬼小戦」to「水中花」 by 黒火会さん



火車「写真一枚でここまでの悲劇を引き起こすとは、あの男もやりますね」
土蜘蛛「に、してもさあ。京極さんはこの事知ってるのかなあ?」
木喰「知っ て お れ ば、 あ ま が さ も た だ で は す む ま い」
火車「そうですねえ。この作品の京極閣下は妙に優しいから、本気で怒るでしょうね」
木喰「ひ そ か に、 ま ○ ろ の は な し と つ な がっ て い る こ と も、け い さ ん の う ち じゃ」
土蜘蛛「でもこの白い雨傘の軍人って天笠でいいの?」
火車「白い雨傘……似合わないことおびただしいですね」
木喰「『あ ま が さ』 って い う の が ヒ ン ト か の?」
土蜘蛛「違うっていう事にしてやる? 本人の名誉のため」
火車「すると今度は前半何しに出てきたか分からなくなりますしねえ」
木喰「ふ も ん に ふ す か の」

土蜘蛛「ところでさ。鬼面みたいな水狐って………」
3人「……………プッ、ククク…………」
木喰「わ らっ て は い か ん ……」(笑いをこらえている)

火車「それはさておき金剛は?」
土蜘蛛「ああ、この草加って軍人さんと戦うんだって。恋敵だから」
木喰「死 ん で お る と い う に」
土蜘蛛「だから京極さんに頼んでる」
火車「反魂の術ですか…………」

京極「ダメだ」
金剛「なんでだよ!?」
京極「そんな事は余がとっくにやっておるわ」
金剛「で………どうだったんだ?」
京極「あの世でも女という女を引っかけておった。もちろん芙沙江という女も含めてな。本人の希望を尊重し、即座に冥府に送り返した」
金剛「こりねぇヤツ……… でもそれじゃ水狐とはもう何でもないだな!?」
京極「ちなみに水狐に植え付けたニセの記憶は全部お前のせいだという事にしておいた」
金剛「な、なんでええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!???」





(了)


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