1999年10月7日作成

聖岳

1999年7月31日〜8月1日

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7月31日・8月1日、南アルプス最南端の3000m峰「聖岳」に出かけました。
登山口の「便が島」迄の林道が細そうなので、高速のインターで仮眠をし、少し明るくなってから出発しました。

駐車場のある登山口「便ガ島」から森林軌道跡を通って西沢渡へ向かいます。道はあちらこちら崩れて、自然に戻りつつ有ります。危険な個所は沢の方に回り道が作られています。西沢渡では籠に乗って川を渡りました。対岸の人達がワイヤーを引っ張って協力してくれました。ここからはたっぷり5時間、ひたすらの登りです。天気が良く、左右の稜線が良く見えます。道は深い樹林帯の中をグイグイと登ります。
途中、食事休憩した場所はやや平坦で、岩や倒木の上に厚く苔が生え、しっとりとした雰囲気の場所でした。とても気に入ったので、帰りも此処で休憩する事にしました。そこからまた急登が始まり、ややうんざりした頃、薊畑分岐に着きました。ここでやっと聖岳と周辺の山々が見渡せました。樹林の中から突然広場に出たので風が吹き渡り爽やかです。
聖平に下り、聖平小屋に宿泊。小屋は立て直したばかりで大変綺麗です。 夜は星空が見えました。

薊平で出会った花達:「マルバダケブキ」「ホソバトリカブト」「マツムシソウ」「タカネナデシコ」「タカネコウリンカ」

小屋の朝食を終え、薊畑迄登り返します。此処にザックを置き、サブザックで聖岳頂上を目指します。頂上まで3時間。
天気はよく、富士山も見えています。初めは樹林帯、小聖岳を過ぎる頃からガレ場になり、かなりの急登です。風はさすがに冷たいですが、Tシャツのまま、登り続けました。山のてっぺん目指してひたすら登りますが、普通はてっぺんに見える所まで登っても、もう一つ先にピークが有るのが殆どです。しかし聖岳は素直でした。登りながら見上げるてっぺんが、そのまま頂上でした。あえぎながらポコッと頂上に飛び出たら目の前に広がる赤石岳、荒川三山。南アルプスの山々はもちろん、中央アルプスも北アルプスも見えます。素晴らしい展望です。風は冷たいけれど、30分近く遊んでいました。

下山はひたすら黙々と下ります。登ってくる人達にも沢山すれ違いました。皆さん辛そう。西沢渡ではまたみんな助け合いで川を渡り、便ガ島に着いたのはお昼を僅かに過ぎた頃でした。標高差2100mを一気に下った事になります。
久しぶりに、行きも帰りも天気に恵まれた山行きでした。