チェーンの切断と繋ぎ

 

F100は比較的 ちいさなスプロケットを装着する

フロントが 15丁とバカでかいのに リアは 岡山英田TIサーキットで 79〜80丁で

富士スピードウェイでは なんと 73丁の驚異的なギア比である (汗)

 

当然 チェーンのツブは短くなってくるが

一般的に 102ツブ以下の短いチェーンは手に入りにくい

で チェーンカッターで切断して 短くしてやる事となってくる

 

ショップ等では 繋いだチェーンは信頼性にかけるなんて

意見が多いみたいだけど 

うちのチームでは 当たり前の作業となっているし

いままで 切れたことはなし!!

 

道具としては チェーンカッターと金槌、それに鉄板が必要

これだけあれば サーキットで 新品のチェーンが

無い時など 長さを調整できるので かなり重宝だ

1-1初めに

古いチェーンで前もって 練習することをお奨めする。 Oリングタイプのチェーンは、切ることはできるが つなぐのが非常に難しいので出来ないと思った方が無難

1-2必要な工具

1) ヘキサレンチ  

2) 金属ハンマー   片方が 丸くなったハンマーを用意

つないだ チェーンのツブを 叩いて かしめる

3)鉄板    上記のハンマーで叩く時に 地面に置いて使用

4)チェーンブレイカー

2 チェーンの寿命を見る

 新品のスプロケットを使用し チェーンをかける

 スプロケットの山の中心部分のチェーンを引っ張り、遊びを確かめる

 あまり 隙間が空くようであれば チェーンの寿命は短い

 逆に この方法で新品のチェーンを使ってスプロケの寿命を確かめることもできる

 またレース前などに 新品のチェーン使用する際には 必ずスプロケも新品をお奨めする

3 チェーンを切る

 3-1 切る前に 必ず 切るツブのマーキングをマジック等で入れる

 これは つないだ時 ハンマーでかしめる際に 間違いなくツブが判るようにするためである

 新品のチェーンは もともとつないである所は 赤いマークが入っているので必要無し

3-2      チェーンブレイカーの押し出すピンの所へ チェーンを置き、ヘキサレンチでピンを

押しだし チェーンを切る  (写真 1 参照)

正確にチェーンをブレイカーに置いていないと押しだしピンは細く、押し出す時にまがってしまうの正確にブレイカーに置く事

チェーンが切れた時点で 押し出しピンは回らなくなるので安心して回すことができる(写真 2)

       写真 1           写真 2

3-3 同じ要領で 短くするツブを切る                   

チェーンのツブには 「オス」と「メス」がある

つなぐ際には 「オス」同士 または 「メス」同士はつなぐ事が出来ないのでチェーンを短くするために 切るツブを注意すること つまりチェーンのツブ数は 偶数になる

   写真 3 チェーンが切れた状態

 4 チェーンを繋ぐ

 チェーンブレイカーのピンを押し戻す部分へチェーン置く(写真 4)

穴がきちんと並んでいるかピンの反対側から 念の為に1.5mm程度のドリル刃等を入れてみて確認する

 

        写真 4

押し戻す ピンが 垂直になっているかを必ず確認する

もし 曲がっていれば ペンチ等で 真っ直ぐになおす

押し戻しピンは 先が 凹んでいるので 意外と簡単に 押し戻すことが出来る

繋ぎおえると 平たい鉄板の上に チェーンを置き、繋いだ部分のピンの頭を

鉄ハンマーで 軽くかしめる

かしめる際 あまり強くかしめ目過ぎると、ツブの動きが硬くなのる注意。 軽くトントンでOK。

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