悲しきテトラポッド

3年ぶりに訪れた2004年の夏の阿嘉島。昔から変わらないのは、この前浜。民宿の前にひろがるビーチは、ダイビングのあとなどにスノーケリングするのに楽しいビーチ。そのビーチの目の前にテトラポッドが横たわっている。このテトラがなければもっといい景色なんだけどと思うけど、このテトラが台風から民宿や集落を守ってくれている。だから必要。

だけど、ちょっと首をかしげたくなるテトラが出現。それが、阿嘉ビーチ前に出現したテトラポッドだ。

かつて美しかった阿嘉ビーチ
手前の色黒くなったテトラは堤防の横に積まれていたものだが、更に上に新しいテトラが積まれ、そして白砂と自然の岩があった阿嘉ビーチが、テトラが積まれ、その上に道路工事が行われていた。無惨にも、以前ののんびりとした風景が失われた。それだけではなく、ダイビングのガイドさんに聞くと、このビーチ前の海の中もダメージを受けてるとのこと。こんな小さな島に、わざわざここに道を作る必要があったのか。それは疑問だ。またひとつ、日本の美しいビーチが消えた。

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